高齢化社会に必要不可欠!福祉で支えるDWATとは?

高齢化社会に必要不可欠!福祉で支えるDWATとは?

友情-介護-セキュリティ

今年の6月初め、京都府が災害派遣福祉チーム「DWAT」の養成事業に力を注いでいると、京都新聞により報じられました。2016年の熊本地震では京都のDWATチームが被災地にメンバーを派遣し、避難所で相談窓口を開設したり、バリアフリー化を進めるなど、介護・福祉面で貢献することができました。しかし、現場での認知が薄く、うまく機能しなかったなど課題が残されており、京都府では今度、DWATの育成・認知に力を注ぐとのことです。災害派遣医療チーム「DMAT」とは違った側面で被災者を支えるDWAT。今回はDWATについてご紹介します。

●DWATとは

DWATとは「Disaster Welfare Assistance Team」の略で災害派遣福祉チームのことです。医師や看護師などで構成される災害派遣医療チーム「DMAT」の福祉版と言えば分かりやすいでしょう。DWATは精神保健福祉士、社会福祉士、介護福祉士などから構成され、災害発生時に避難所などにおいて、中長期的な活動を視野に入れて、介護や福祉のサービスを行います。

2011年に発生した東日本大震災発生後には、多くの介護施設で定員超過が起こり、介護職員の不足により、日常的なケアに支障が生じました。これらの問題を解決するのがDWATであり、今後少子高齢化が進む我が国において、DWATの育成は急がれる課題なのです。

●京都で強化の動き

京都府では2014年度からDWAT結成に向けた研修を進めており、2016年3月に府内8圏域に計12チームを設置しました。この設置直後に熊本地震が発生し、熊本県の要請に応え、京都DWATからメンバー17人を同県益城町の避難所に派遣し、現地での福祉活動に尽力しました。しかし、DWATの認知不足により、活動を制限されるなどの課題があったことを受け、今回、養成事業を強化させる考えに至りました。京都府は「DWATの存在を広く知ってもらい、日頃から地域と連携する狙いで、地域防災訓練へのDWATの参加を本年度、本格化させたい」としています。

●DWATが役立つ場面

ホスピス-ケア-患者-高齢者-古い-高齢者の診療-サポート

災害発生後、DWATが必要とされる場面はさまざま考えられます。

  • ・要配慮者に対する相談窓口の設置
  • ・乳幼児をケアする部屋の確保
  • ・車いす利用者のため、避難所をバリアフリー化
  • ・福祉避難所や福祉施設への取り次ぎ
  • ・要配慮者に合わせた食事の提供 など
  • さまざまなケースに対応できるよう、介護の知識を持った専門職をいかに被災地に派遣するかが大切です。また、これらは長期的に行う必要があり、多くの福祉人材の確保が必要なのです。

    ●DWATの課題

    ベンチ-マーキング-医者-圧力-病院

    DWATには法的な位置付けがなされていないため、派遣にかかる費用や育成費用をどう集めるかが課題です。国として、地域として、DWATを確立する体制づくりが急がれます。また、多くの方に活動を理解してもらえるように、広報していくことも大切です。

    ●まとめ

    東日本大震災では避難生活のストレスなどから高齢者を中心に震災関連死が相次ぎました。要配慮者は健常者よりも負担が大きく、心身ともに専門家によるケアが必要です。高齢者化が進む日本においてDWATの必要性は大きく、これらの課題を克服するために、京都府のDWAT養成事業に期待が寄せられています。

    お知らせ

    災害時には火災保険をお役立てください。建物だけでなく、家財においても補償対象となる場合がございます。火災保険についての相談は弊社に気軽にお問い合わせください。

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