格安スマホでは緊急地震速報を受信できない!?

格安スマホでは緊急地震速報を受信できない!?

震度5弱以上の地震が起こると予測がされた時に、スマホや端末などに発信される地震緊急速報。

一斉に鳴り響く警告音にドキっとしてしまいますが、来るかもしれない大地震に向けて、心構え出来るとても大切な存在です。
しかし、地震緊急速報がすべてのスマホに届くわけではありません。

特に、今人気が高まる格安スマホには表示されない機種があるのです。

今回は地震緊急速報の仕組みとともに、地震緊急速報が表示されないスマホの問題についてご紹介します。

1)緊急地震速報の仕組み

まずは緊急地震速報がどういった流れでスマホに届くのか見てみましょう。

地震が起こる際に発する地震波にはP波とS波のふたつがあります。

P波(Primary Wave「最初の波」)

地震初期の小さな揺れ。

秒速約7キロメートルで伝わる

S波(Secondary Wave「二つ目の波」)

地震の主要動で、大きな揺れを発生させる。

秒速約4キロメートルで伝わる

速度を見るとP波の方が早く伝わるが分かりますね。

P波の後に到着するS波が実際に被害をもたらす強い地震波なので、先に来るP波を観測し、その情報を各端末に発信するのが緊急地震速報の大まかな仕組みとなっています。

詳しくはこちら。

<緊急地震速報がスマホに届くまでの流れ>

全国に設置してある地震計が「P波」を観測し、気象庁へ伝える

気象庁は受信したデータをもとに地震情報を配信事業者へ伝える

配信事業者は受けた情報を緊急地震速報として各端末へ配信

スマホが緊急地震速報を受信

地震波の速度より、通信速度の方が断然早いので、その速度差を利用して、地震波が伝わってくる前に地震速報を伝えることができるのです。

2)格安スマホは緊急地震速報を受信できるのか?

話は格安スマホが緊急地震速報を受信できるかという話に戻りましょう。

気象庁から地震予測の情報が携帯電話の事業者各社に届くと、事業者は大量の端末に緊急地震情報を送ります。この大量の端末へ一斉に情報を送るシステムを「ETWS」といいます。

緊急速報の電波が届くエリア内では、すべてのスマホにおいて、この「ETWS」を受信可能なのですが「表示する・しない」は端末メーカーの判断に委ねられています。実は、この「ETWS」を表示できるスマホを使っているのは世界中に日本くらいで、世界で販売されているようなグローバルスマートフォンではETWSの表示に対応していない機種が多いのです。

つまり、こういうことです。

3大キャリア(ドコモ、ソフトバンク、au)で販売しているスマホは問題なく緊急地震速報を受信できる。
しかし、海外のSIMフリースマホは緊急地震速報を受信できない。

スマホを購入する際、パンフレットを見てもETWS情報は明記されていない場合が多いので、もし海外の格安スマホを購入する際はクチコミ情報などをご覧いただき、検討頂ければと思います。

3)防災速報アプリを使う

もし、ETWSを表示できないスマホを使っていた場合でも、緊急地震速報と同様のサービスを受けることができます。それが防災速報アプリです。

人気のアプリをいくつかご紹介しましょう。

Yahoo!防災速報

地震だけではなく、豪雨や津波など複数の災害に対応している防災速報アプリです。

震度3の地震から受信可能。また震度5度以上の地震予測の場合は設定地点以外にも全国で通知されます。

ゆれくるコール

地震に特化したアプリで、震度1以上から受信可能です。

ユーザーで揺れ具合などを共有することができます。

強震モニタEx

体感できないくらいの小さな揺れまで教えてくれるアプリ。

小さな揺れを見過ごさないことで、大きな揺れへの備えになりますね。

4)まとめ

防災を考える上で、格安スマホを選ぶには3大キャリアで発売しているスマホを選ぶと安心です。
しかし、それ以外のスマホを選ぶなら、必ず防災速報アプリを入れて、災害に備えてください。

その際には、必ずアプリの通知設定を「ON」にすることが必須です。

地震速報が届いているのに、気づかなかったなんてことになりかねませんから。
スマホは防災という観点でもとても大切な存在です。ぜひ、この機会に見直してはいかがでしょうか?

災害時に大きな被害を出さないために、火災レスキューをお役立てください。

建物の健康診断はこちらまで。

最新コンテンツカテゴリの最新記事