西日本で”線状降水帯”発生。猛烈な雨による水害にご注意を!

西日本で”線状降水帯”発生。猛烈な雨による水害にご注意を!

Uターンをして戻ってくるという異例の進路をたどっている台風10号ですが、その傍らで線状降水帯が出現しているとのことです。線状降水帯は広範囲に大雨を降らせ、過去に何度も大水害の引き金となりました。

北日本に迫る台風10号だけではなく、西日本を襲う線状降水帯による豪雨にもお気を付けください。日本列島全体が水害に向けて防災意識を高め、対策を学び、被害を出来るだけ軽減しましょう。

西日本を覆う線状降水帯にご注意を

高解像度降水ナウキャスト8/29の結果

画像引用:気象庁 | 高解像度降水ナウキャスト

台風10号の影響で大気が不安定になったことにより発生した線状降水帯は画像のように西日本にかかるように発生しています。(2016年8月29日時点)

一際雨の強まった岡山県では道路が冠水するなどの被害が出ており、今後は近畿地方に250ミリの猛烈な雨が降ると想定されています。

猛烈な雨とは気象用語で雨の強さと降り方を示す際に最上位のものとして使用されるものです。基準としては一時間雨量が80mmを超えるもので、以下のような状況となります。

  • 息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずる。
  • 傘は全く役に立たなくなる。
  • 寝ている人の半数くらいが雨に気づく。
  • 水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる。
  • 車の運転が危険になる。
  • 雨による大規模な災害の発生するおそれが強く、厳重な警戒が必要。

出典:気象庁|予報用語 雨の強さと降り方

線状降水帯とは?

線状降水帯とは?

そもそも線状降水帯とは何なのか知らない方も多いでしょう。線状降水帯とは、積乱雲が次々と発生して線状に延びた降水帯のことを指します。通常の積乱雲とは規模が段違いになるため、降水量も数倍~数十倍になります。

線状降水帯は過去にも大災害が引き起こしています。平成27年9月関東・東北豪雨による鬼怒川決壊、平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害などは記憶に新しいかと思います。これらはどちらも線状降水帯が降らせた豪雨が引き金となりました。

平成27年9月関東・東北豪雨による鬼怒川決壊

2015年9月10日、台風18号が変化した低気圧と台風17号を取り巻く湿った風が衝突したことにより線状降水帯が発生。狭い期間に長時間にわたり強い雨が降ったことにより常盤氏で鬼怒川が決壊し、住宅地が水没することになった。

豪雨によって受けた栃木県や宮城県も含めると人的被害は死者8名に負傷者75名。建物被害は全壊75棟、半壊3851棟、一部損壊95棟、床上浸水3147棟、床下浸水8998棟の被害が出ました。

平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害

日本海上に停滞していた秋雨前線と暖気流が影響し合い、線状降水帯が構成されて集中豪雨を広島県を襲った。その結果、広島市北部で大規模な土砂災害が発生、時刻は午前3時頃だったため、多くの人々が逃げ遅れて犠牲となりました。

人的被害は死者77名、負傷者44名。建物被害は全壊133棟、半壊122棟、一部損壊175棟、床上浸水1301棟、床下浸水2828棟の被害が出ることとなった。

水害に備えた対策の準備をしておく

水害に備えた対策の準備をしておく

襲い来る豪雨から逃れることは出来ません。私たちができる事は被害を最小限にするために、命を守る行動をとることです。ここでは万が一に備えてしておくべき水害対策をお伝えします。

避難所の確認

いざというとき、避難所の場所が分からなければ避難に遅れが出てしまいます。被災時だけではなく、常日頃から近所の避難所は把握しておきましょう。場合によっては警報が出たり浸水被害で通れないルートも出てくると思いますので、複数のルートを把握しておくと安心です。

非常用持ち出し袋の用意

避難指示がでたときにすぐ行動できるように、事前に非常用持ち出し袋の準備をしておきましょう。貴重品や食料、医療品など必要最低限のものを詰めておいてください。

  • 食料…飲料水や非常食。ビスケットなど長期保存できるものが良い。
  • 懐中電灯…避難時に役立つ。予備の電池も入れておくと安心。
  • 貴重品…財布だけではなく、保険証、身分証明書、通帳、印鑑など。
  • 着替え…避難所の生活が長引いたときに必須となる。
  • 医療品…常備薬やマスク、生理用品などがあると感染症の対策にもなる。
  • その他…ラジオ、雨合羽、レジャーシート、軍手、ゴミ袋、タオル、ライターなど

夜間も雨が続くようでしたら用意した非常用持ち出し袋を枕元に置いていつでも家を飛び出せるようにしておくことをおすすめします。

大切な家財や家電製品の移動

集中豪雨により多くのご家庭が浸水被害を受けます。床上浸水となると、大切な家財や家電製品が濡れて使い物にならなくなってしまうため、あらかじめ高いところや二階に移動させておいた方が安心です。

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