地鳴りは地震の前兆?無関係?

地鳴りは地震の前兆?無関係?

地震大国の日本では昔から地震の予知に対して研究が進められてきました。しかし現在どんなに研究が進んでも、予測できるのは地震発生のほんの数十秒前です。そういう状況の中、人々はちょっとした日常の変化で地震の前触れを見つけようとしています。

例えば地震雲だったりナマズが暴れ出したり、深海魚が水揚げされるなど様々なものがあります。今回はその中でも最近よく話題になっている地鳴りを取り上げ、本当に地震の前兆なのか、関連はあるのかをご説明いたします。

地鳴りの報告例

地鳴りの報告例

2016年に入って各地で地鳴りを聞いたという報告がされていますが、いずれの地鳴りも原因や地震との関連は不明です。

2月29日、高知県では「ゴーという地鳴りのような音がした」「ジェット機が近くを通ったような音だった」などの情報が寄せられ、南海トラフ巨大地震を警戒している人々を不安に陥れました。現在のところ地震や突風などは観測されておらず原因を特定するのは難しいとのことです。

また年明け早々の1月5日には東京都や神奈川県でもインターネットを中心に「ゴゴゴッと不気味な音がした」との報告が相次ぎ、多くの方に首都直下型地震の前兆かと緊張が走りました。こちらの原因も未だに解明されていませんが、専門家は「研究者ですら地鳴りの音を聞いたことがある人はほとんどいない。今回も地鳴りだった可能性は低い」という見解を示しています。

地震との関連性は不明

地震との関連性は不明

地鳴りとは地下の地盤が地震などで振動して聞こえる音と言われていますが、実際のところ地鳴りが発生するメカニズムはほとんど分かっていません。

しかし一説には、地下の岩盤の破壊が小さかった時に、地震の揺れは感じずに音だけが聞こえる現象が地鳴りだと言われています。つまり地鳴りが聞こえたのに地震が発生しなかった場合は、地下から伝わってきた細かな振動だけが空気中に伝わり音として聞こえたということになります。

残念ながら地鳴りと地震との関連性ははっきりしていません。しかし阪神・淡路大震災や東日本大震災の時にも、数日前から地鳴りがしたという報告がありますので、全く無関係とは言い切れないでしょう。

地震保険で備えましょう

地震保険で備えましょう

地鳴りが聞こえて地震が発生するまでには数秒~数十秒かかるという説がありますが、仮に気づけたとしても数十秒ではまともな避難は望めません。万が一に備えて飲料水や貴重品などは非常持ち出し袋などにまとめ、持ち出しやすい場所に置いてすぐに逃げられるようにしておきましょう。

そして被災後、経済的に大きな備えになるのが地震保険です。地震保険は地震・噴火・津波による損壊・埋没・流失・火災などの損害を補償する保険です。例えば地震で建物が倒壊した、地震で発生した火災で建物が全焼したなどの被害を補償します。ただし火災保険だけに加入している場合は、これらによる損害は補償されませんのでお気をつけください。

巨大地震は近い将来必ず起こると言われています。備えあれば憂いなし。巨大地震が予測されている地域にお住まいの方は必ず地震保険に加入しましょう。

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