偽装放火!保険金サギが増加中!

偽装放火!保険金サギが増加中!

火災は一度発生すると何もかもを焼き尽くし、住人に心理的にも物的にも大きな損害を与える大災害です。そんなもしもの時に備えるための火災保険ですが、証拠となるものが燃えて残らないことが多く、故意であることの立証が困難であるためそれを悪用する騙し行為が後を絶ちません

減らない偽装放火!

減らない偽装放火!

失火を装い自宅に放火して保険金をだまし取る行為を「偽装放火」と呼んでいます。以前からこのような犯罪はありましたが、現在の不安定な経済状況を反映して増加傾向にあります。

この事態を重く見た保険業界が2007年、偽装放火の実態を調査したところ驚くべき事実が分かりました。結果は民事訴訟で偽装放火だと認められたケースだけでも年間34件。件数だけでも驚きですが、尋常ではないのがその被害額です。なんと総額およそ32億円にものぼり、保険金サギ全体の7割以上を偽装放火が占めていたのです。

これは一般の火災保険契約者の利益を侵害し、保険制度の根幹を揺るがしかねない由々しき状況と言えるのではないでしょうか。

空き家の偽装放火が増加中!

最近は所有する空き家に放火し、火災保険の保険金をだまし取る手口が増えているようです。これは空き家の処分に困った所有者が、解体費用を浮かせるため、また保険金を得るために犯す非常に身勝手な犯罪です。空き家は今後も益々増加すると予測されているため、偽装放火も増えるのではないかと懸念されています。

2016年1月24日 鹿児島県

容疑者所有の空き家に放火。全焼させた上で、失火を装い保険会社に保険金計3,580万円を請求しだまし取ろうとしたとして未遂の疑いで男3人が逮捕されました。

2014年9月 静岡県

容疑者の長男所有の廃業したペンションに放火して全焼。わずか2ヶ月前に保険契約を結んだばかりの保険会社から、火災保険の保険金計1億1千万円を詐取しようとしたとしてサギの疑いで逮捕されました。

保険会社が行なっている対策

保険会社が行なっている対策

保険会社もこのような状況に手をこまねいているだけではありません。各保険会社は契約内容をデータベース化し情報を共有できるようにしました。その取り組みによって、契約の重複や事故歴などを互いにチェックできるようになり、不正請求を減らす効果が期待されています。

さらに警察と連携することで情報共有を強め、刑事告訴などの厳しい態度で臨んでいます。また專門の会社に科学鑑定を用いた分析を依頼するなどして、徹底的に犯罪者を追い詰め、契約者の大切な保険料を守る対策を取っているのです。

正当な被害はしっかり請求しよう

正統派被害はしっかり請求しよう

火災保険を使ったサギは絶対に許せる行為ではありません。善良な契約者が納めている保険料が犯罪者の懐に入るばかりでなく、契約者の保険料の負担が増えるという理不尽さも合わせ持つものです。

少し脅かすようなことを書きましたが、本当に被害に遭った際に保険金の請求をすることは正当な権利ですので、サギに間違えられないかと不安に思う必要はありません。保険会社もきちんと被害状況を調査し保険金を支払うため、被害に遭った際は遠慮せずに保険金の請求を行ないましょう。

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