冬期の空き家管理と火災保険

冬期の空き家管理と火災保険

少子高齢化による空き家の増加問題は、昨今大きな問題になっています。家の状態を確認できる住人がいない空き家は、台風や積雪などの自然災害が発生した際に、空き家自体の倒壊・破損の危険性と、屋根材や外壁の飛散などによって隣家に被害を与える危険性があり、近隣住民に大きな不安を与えています。

近年、豪雪地帯以外の関東や九州でも大雪が降ることが珍しくなくなりました。今回は積雪に馴染みのない方のために、空き家が抱える冬ならではのリスクを紹介します。是非参考にしてください。

倒壊・水道管破裂の漏水が頻発!

倒壊・水道管破裂の漏水が頻発!

2016年1月下旬、記録的な大寒波に見舞われた九州では水道管の凍結・破損による水漏れ被害が相次ぎ各地で断水が発生しました。福岡県大牟田市では市内全域の約5万4000世帯が一時断水し、完全復旧までに3日間かかるなど市民生活に大きなダメージを与えました。復旧の足かせになったのが空き家の漏水です。空き家には水道管が破裂して漏水が起こっても、それに気づける住人が不在で、漏水が放置されてしまいます。そのため、配水池の水位が戻りにくくなっていたことが、断水が長引いた原因とみられています。

また、新潟県では積雪の重みで空き家が倒壊、青森県では空き家の物置小屋が倒壊が確認されました。このように冬期には水道管の凍結・破裂や建物の倒壊などの危険性が高まります。

空き家は所有者の責任!

空き家は所有者の責任!

空き家の管理は所有者の責任です。もし何か起こったら所有している空き家だけでなく、隣家へ落雪して建物に被害を与えたり、通行人に怪我をさせてしまう可能性もあります。最悪の場合、損害賠償などの管理責任を問われることも。空き家を所有している方は、多くのリスクを抱えていることを認識しておきましょう。

また、近所に管理不十分な空き家があって不安な方は、一度お住まいの自治体に相談してみましょう。自治体によっては相談窓口を設置し、空き家の所有者に注意喚起や行政指導を行なっているところもあります。

冬期の空き家管理

台風シーズンはもちろん、冬の期間も空き家管理は万全にしておかなくてはいけません。空き家が遠方にあって、ご自分で確認出来ない方は、ご近所の方や親類に状況を確認できるようにしておきましょう。

  • 定期的に積雪状況を確認する。
  • 雪かきなどの除雪ができない場合は業者に依頼する。
  • 水道メーターボックス内の止水栓を全閉状態にする。

最近は、雪おろしなどの除雪作業などを行なう、空き家管理代行サービスを専門にしている業者もありますので、ご近所や親類に負担を掛けたくない方は利用をご検討ください。

空き家も火災保険に加入を!

空き家も火災保険に加入を!

「人が住んでいないから火災の心配はない」と言って火災保険に加入されていない方もいらっしゃいます。しかし、ご自宅が火元にならなくても、隣家から延焼することも考えられます。将来、空き家の活用を考えておられる方は、火災だけでなく、台風や積雪など多くの自然災害による損害を補償する火災保険には必ず加入しておきましょう。

併せて、隣家などへ落雪被害を与え賠償責任を負った場合に適用される特約個人賠償責任補償」は必ず付帯させてください。所有している空き家とご近所の方のためにも、空き家管理と火災保険は必須と言えるでしょう。

※保険会社によっては、空き家の保険加入は断られる場合もありますので、加入をご検討される際は一度保険会社にご確認ください。

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