気温が上昇したら雪崩に注意!

気温が上昇したら雪崩に注意!

2016年1月23日~25日にかけて、西日本を襲った大寒波は日本各地に大雪を降らせました。この寒さは長くは続かない模様で、週末にかけ各地で気温が上昇するとの予報が出されており、雪崩の発生が懸念されています。普段雪が積もらない山間部でも、今回の大雪による雪崩が発生する可能性が考えられますのでご注意ください。

雪崩とは

雪崩とは

雪崩とは、斜面に積もった雪が急に崩れ落ちる現象です。大きく「表層(ひょうそう)雪崩」と「全層(ぜんそう)雪崩」の2タイプに分けられます。

表層(ひょうそう)雪崩

  • 古い雪の層の上に積もった新雪が滑り落ちる現象。
  • 1~2月に発生しやすい。(厳冬期)
  • 時速100km~200km(新幹線並み)
  • 猛烈なスピードと強力な破壊力で被害範囲も広い。
  • 大量に雪が降っている最中、あるいは直後に発生しやすい。
  • 予測しづらい。

全層(ぜんそう)雪崩

  • 地面を残して斜面上の固くて重たい雪が、流れるように滑り落ちる現象。
  • 春先3月に発生しやすい。(融雪期)
  • 時速40~80km(自動車並み)
  • 重い雪のため破壊力が大きいが、表層雪崩に比べると被害範囲は狭い。
  • 雨や急激な気温上昇が続いた時に発生しやすい。
  • 暖かい日は要注意。

雪崩の危険性

豪雪地帯地図

出典:国土交通省ホームページ

日本では国土の半分以上が「豪雪地帯」に指定されています。雪崩の危険箇所も全国で約2万箇所もあり、毎年スキー場や山沿いの住宅など様々な場所で雪崩被害が起こっている状況です。

お住まいの地域がどれくらい雪崩の危険性があるかは、都道府県や市町村が公表している「ハザードマップ」で調べることができます。居住地のホームページで一度確認しておきましょう。また気象庁「防災気象情報」のサイトでは、気象情報などが随時発表されおり、雪崩の危険が予測される時は「なだれ注意報」が出されますので、是非ご活用ください。

1986年1月、新潟県で大規模な表層雪崩が発生し2km離れた麓の集落を押し流し、死者13名、家屋全半壊13戸の大惨事が起こりました。突然起こり新幹線並みの速さで襲いかかる雪崩から逃れることは不可能です。

最近このような大きな雪崩災害は起きていませんが、異常気象の影響で予測不可能な自然災害が頻発している現在、どこで何が起こっても不思議ではありません。豪雪地帯以外でも油断は禁物です。

雪崩によって建物が破壊されたら

全国の雪崩発生件数

出典:国土交通省ホームページ

上記の表を見ると、毎年雪崩による住宅被害が発生していることが分かります。もし雪崩に巻き込まれると高い確率で建物は全壊するでしょう。雪崩の対策を万全にすることは難しいですが、もし被害に遭った時に生活再建の大きな力になってくれるのが火災保険です。

火災保険の補償の一つに「雪災補償」があり、雪崩による建物被害をはじめ、積雪による屋根・雨どい・カーポートの破損など、積雪被害全般を補償してくれます。「雪災」にあまり馴染みがない西日本の方も、今回の大雪を機会に、火災保険で雪の被害が補償されることは、万が一の時に備えて覚えておきましょう。

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