液状化で家が傾いた!地震保険で補償される?

液状化で家が傾いた!地震保険で補償される?

東日本大震災では関東各地の広い範囲で液状化現象が発生し、断水・ガス供給の停止、建物が大きく傾くなどの被害が出ました。千葉県浦安市の東京ディズニーランドの駐車場で、地面から吹き出した砂まじりの土に埋もれた自動車の映像を見られた方も多いのではないでしょうか。そもそも液状化現象とは何なのか、液状化現象によって建物に損害を受けた場合に地震保険は適用されるのかをご説明いたします。

液状化現象とは?

地震による液状化現象で家が傾いた!

液状化とは、地震などによって地面の一部が沼のような状態になってしまう現象です。地面の下にある地盤は、土や砂だけでなく地下水や空気などからできていて、普段はこれらがぎゅっと密着しています。しかし地震のような強い揺れが加わることにより、地面の砂の粒が離れ、その隙間に地下水が入り込むことで地面が液体状になってしまうのです。

このため、液状化が起こると、その上に建っている建物などの重い物は沈み、逆に地中に埋まっているマンホールのような中に空気が入っていて軽い物は浮き上がってくる現象が起きます。

地震が原因の液状化被害には地震保険!

地震が原因の液状化被害には地震保険!

液状化現象による地盤沈下などで建物が傾くと、ドアやふすまの開け閉めの不具合、傾きによる物の転がりや隙間風の発生などの物理的な障害以外にも、住人にめまいや吐き気などの健康被害をもたらすことがあります。そうなると建物の補修、もしくは建て替えが必要になってしまうケースも。

このような場合、建物自体に大きな損害が見られなくても、液状化現象により建物が傾いたり沈下したりした場合は、地震保険が適用される可能性があります。

液状化現象による損害の認定方法は保険会社から鑑定人が派遣され、家の傾き度合いや沈下の深さが確認されます。それにより「全損」「半分」「一部損」のいずれかに該当されれば保険金が支払われます。また、液状化現象で生じた水によって床上浸水した場合も、いくつかの条件はありますが、地震保険の支払い対象となる可能性があることは覚えておきましょう。

ただし、門や塀は建物自体の損害の認定に基づいて保険金が支払われるため、門や塀のみが損害を受けた場合は保険金は支払われませんのでご注意ください。

液状化に対する心構えと金銭的な備えが重要!

液状化に備えるには地盤や建物の補強をするなどの方法がありますが、多額の費用がかかってしまい、なかなか個人レベルで行なうことは困難です。しかし心構えをしておくこと、ご自宅の損害に対する備えをしておくことはできます。

例えば国土交通省 ハザードマップポータルサイトで「地盤被害(液状化)マップ」が用意されていますので、ご自宅がどれくらい液状化の危険性があるのかを認識しておくこともできます。また地震保険に加入したり地震保険の特約を付帯させ補償を手厚くするなど、万が一の事態が起こった際に十分な補償が受けられるように事前に対策をとっておくことは、液状化現象に対する備えとして大きな意味を持つものになるでしょう。

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