帰省や旅行で家を留守にする機会が多い年末年始。防火・防犯に無防備なお宅は犯罪の格好の標的になってしまいます。誰しも新年早々、嫌な気持ちにはなりたくありませんよね。今回は普段の生活の中でできる、犯罪者から建物を守る防火・防犯対策を紹介します。是非参考にしてください。
油断を見せない防火対策!

消防庁の発表では平成27年1月から6月の総出火件数は21,931件。出火原因の1位は「放火」及び「放火の疑い」で 3,484件にものぼります。冬は空気が乾燥していて火の回りが早いため、小さな火種が一気に燃え広がる危険性があります。放火犯は小さな隙を見逃しません。「放火をさせない」という強い意識が必要です。
- 建物の周囲にダンボールや新聞紙などを放置しない。
- 周囲に照明器具を設置し暗がりをつくらない。
- 門扉や物置、車庫にも忘れずカギをかける。
- 自動車やバイクのボディカバーを防炎品にする。
日頃から建物周辺の整理整頓を心掛けて、放火されにくい環境を作っておくことが重要です。
簡単にできる防犯対策!
泥棒が嫌う家とは、人の気配がある家と侵入に時間がかかる家です。そのために留守を悟られないようにすること、しっかり施錠するなど、泥棒に「防犯意識が強い家だな」と思わせることが肝心です。
- 郵便受けに郵便物や新聞紙を極力ためない。
- 留守にする時はリビングの電気を点けたままにする。
- カーテンを閉めて室内が見えないようにする。
- 庭木の剪定などは済ませ、周囲からの見通しを良くする。
- 洗濯物は全て取り込み外に何も出てない状態にする。
- カギを二重にする。
「約7割の泥棒は侵入に5分以上かかると侵入を諦める」というデータがあります。窓ガラスを割れにくい防犯ガラス窓にしていると、侵入に余計な時間がかかるためおすすめです。
※長期にわたって家を不在にする場合は、電気代がかかりますので電気は消しておいたほうがよいでしょう。
防火・防犯の意識を高めよう!
放火も空き巣も自分で防げる可能性がある犯罪と言えます。大切なご自宅と財産を守るために「我が家は大丈夫」という思いを捨てることが大切です。一人ひとりが防火・防犯意識をしっかり持って、年の瀬を安心・安全に過ごし笑顔で新年を迎えましょう。