洪水被災地・茨城で相次ぐ空き巣の対策は?

洪水被災地・茨城で相次ぐ空き巣の対策は?

気象庁により「平成27年9月関東・東北豪雨」と名付けられた台風18号が引き起こした豪雨、そして茨城県鬼怒川の氾濫による洪水から約一ヶ月。中々進まない復興活動や長期間に渡る避難所生活など様々な問題が発生していますが、被災地では新たに火事場泥棒の出現が問題視されています。

被災地に蔓延る火事場泥棒

被災地に蔓延る火事場泥棒

火事などの災害時に騒動にまぎれて盗難をはたらく火事場泥棒。東日本大震災でも被災地で空き巣が多発したとのことですが、最近は洪水被害を受けた茨城県常総市で多数被害が確認されています。中には盗難を恐れて避難所に移動できず、浸水した住宅に留まっているという人も。そのようなニュースを受けてネット上では「災害に遭われた人にあまりにも酷い」「被災時の盗難に備える保険はないのだろうか?」という疑問が上がっていますが、実際のところはどうなのでしょうか。

火災保険で補償できる損害

火災保険で補償できる損害

火災保険はその名称から”火事を補償する保険”と思われがちですが、実際は「水災」や「風災・雪災・雹災」など多くの自然災害による被害に適用されます。つまり今回の洪水被害も火災保険の水災補償を付帯させていれば補償を受けることが可能です。

補償内容の中には盗難補償も存在します。「火災保険の盗難補償で火事場泥棒による被害も補償されるのでは?」と思われる方もいらっしゃいますが、実は火事場泥棒による盗難被害の補償を受けることは難しいのです。

火事場泥棒は火災保険の対象外

あまり知られてはいませんが、火事場泥棒による被害はほとんどの保険会社で支払い適用外とされています。ある保険会社では約款に”火災保険をお支払いできない主な場合”として「火災等の事故の際の紛失・盗難」とはっきり記述されています。恐らく災害時は現場が混乱し、事実関係の立証が難しいため保険の適用対象外とするしかないのでしょう。

非常事態のための火災保険

では火事場泥棒に対する明確な対策はないのでしょうか。汚水が流れ込んでいる住宅に居続けるのは健康、そして精神的にもよくありません。しかし火災保険を上手く利用することで盗難リスクに対する負担を軽減することは可能です

①貴重品・高価な品は早めに持ち出す

避難するときは身の安全が第一であるため難しいですが、多くの人は災害が落ち着いた頃に一度家に戻るかと思われます。その際に貴重品や貴金属などの高価な品は早めに回収しておきましょう。家財などは保険に加入していれば補償されるので、まずは保険の適用外となっているものの確保が大切です。その際は濡れた家財の写真を撮影しておくと保険申請のときに被害の証明が簡単になります。

②保険を上手く利用しよう

火災保険は受けた損害を補填することが目的であるため、ご契約内容で原状回復が義務付けられていなければ、下りた保険金は自由に使うことが可能です。東日本大震災や鬼怒川の洪水のような甚大な被害を受けた場合、建物と家財に適切な補償をつけていれば相応の保険金を受け取ることが出来るでしょう。全くの元通り、またはそれ以上の生活を得ることは出来ませんが「災害・盗難で何もかも失う」という最悪の事態は避けて生活再建を考えることができます。

水災補償は外されやすい!補償内容は要検討

水災補償は外されやすい!補償内容は要検討

水災は被害規模が大きく保険金の支払総額が高くなりがちなので、他の補償に比べると保険料が割高になっています。そのためご契約時に最もプランから外されやすい補償でありますが、万が一のことを考えると簡単に外してしまうのはやや早計です。

保険料の節約も大切ですが、ご自宅の水災リスクが高いようであれば手厚い補償内容にしておくことをおすすめします。水災リスクはハザードマップで確認したり過去のその土地で水災があったか等を調べると良いでしょう。保険料は免責金額や特約などで調節することも出来るので是非ご検討ください。

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