山の近くの住宅は注意!土砂災害の種類

山の近くの住宅は注意!土砂災害の種類

土砂災害」と一括りにしがちな山崩れの災害。細かく分けるとそれぞれ種類があり特徴や前兆も異なるということをご存知でしょうか。こちら広島土砂災害を挙げて土砂災害について学びましたが、今回は更にその種類についてご説明します。

土砂災害の種類

がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)

がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)

集中豪雨による地盤の緩みや地震による揺れによって斜面が崩れ落ちる現象をがけ崩れと言います。がけ崩れは突発的に発生する上に崩れ落ちた斜面の高さの2~3倍の広範囲に被害が及ぶため死者も多く出ています。少しでも危険を感じたら早急に避難をする必要があります。

過去にがけ崩れが発生した箇所の周囲はがけ崩れが起きやすくなっています。山地や崖の近くにお住みの方、これから家を選ぶ方はその土地周辺で過去に起きた災害を調べておきましょう。

予兆

  • 山から小石がパラパラと落ちてくる。
  • 斜面にヒビ割れが確認できる。
  • 湧き水が濁っている。
  • 地鳴りなどの音が聴こえる。

土石流

土石流

土石流は土砂や川底の石が大量の水と一緒に谷を削りながら流れ落ちるものです。原因としては集中豪雨や長雨、更には火山灰の降灰が原因となることも。スピードは時速20km~40kmと自動車並で住宅や畑全てを押し流す勢いがあります。

2014年に広島で起きた土砂災害もこの土石流が原因となっています。山地を頂点として扇状の地形をした扇状地と呼ばれる土地で多く発生する傾向があります。

予兆

  • 山鳴りが聴こえる。
  • 河川が濁ったり流木が流れていたりする。
  • 雨が降っているのに川の水位が下がる。
  • 腐った土の臭いがする。

地すべり

地すべり

斜面の一部、あるいは全てが重力によって斜面下方に滑る地すべり。豪雨や積雪がなどが原因で水分を大量に含んだことにより発生します。突発的ながけ崩れやスピードのある土石流に比べると比較的ゆるやかな動きなので避難の猶予はありますが、被害は広範囲に及びます。

傾斜が強い山で発生しやすいがけ崩れや土石流と異なり比較的緩斜面で起きやすいとのことです。発見が早ければ防災工事をすることが可能ですので、怪しい予兆を発見したらお早めに市町村役場などにご連絡ください。

予兆

  • 地面にヒビ割れが出来る。
  • 池や沼の水位が急に変化した。
  • 井戸水が濁る。
  • 地面の一部が盛り上がったり凹んだりする。

土砂災害の多い国日本

がけ崩れ・土石流・地すべり、これらをまとめて土砂災害と呼びます。日本は地質が脆く地震・集中豪雨が多発するため、土砂災害危険区域の数はなんと全国53万箇所と言われています。しかし実際は調査が追いついていないことや地元民の反対などもあり、危険区域の指定調査は未だ3分の2しか行われていないという現状があります。

土砂災害から家族や家を守るためには、自分の住んでいるところがどういった災害リスクを抱えているのか自覚しておく必要があります。山の近くにお住まいであれば土砂災害、海の近くにお住まいであれば津波や高潮、火山のある県にお住まいであれば噴火など、リスクを把握して適切な防災対策をしておきましょう。

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