盗難補償の実態を知ろう!意外な補償対象

盗難補償の実態を知ろう!意外な補償対象

火災保険における盗難補償は認知度が低く、「盗難の被害」は「火災保険で補償される」ということが一般的ではないのが現状です。そのため、請求すれば保険が下りるにも関わらず、被害にあっても保険金を請求していないケースが多いようです。

盗難は災害に比べると日常的でリスクも高いので、詳しい知識を持っておいて損はありません。この機会に火災保険の盗難補償について理解を深めておきましょう。

盗難補償の実態

セゾン自動車火災保険のランキングによると盗難補償の保険金支払い件数一戸建てが3位、マンションはなんと1位になっています。近年ではご家庭の防犯性も向上していますが、簡単に盗難被害が減少することはなさそうです。

火災保険の支払件数ランキング

更にセゾン自動車火災保険の統計結果によると火災保険に加入している人の53.5%が建物に、64.5%が家財に盗難補償を付帯させているというデータも出ています。(※2015年4月時点 セゾン自動車火災保険の保有契約データより)

家財においては地震補償や水濡れ補償よりも契約している人が多く、全ての補償の中でも最も重要視されている補償だということが分かりますね。

建物と家財の盗難補償

盗難と言えば品物に結びつきがちですが、盗難で被害に遭うのは金品だけではありません。泥棒が家に侵入する際に建物を破損する可能性も大いにあり得ます。

ですので、火災保険の盗難補償は先述した通り、「家財」だけではなく「建物」にも補償を付帯することができます。ここでは、盗難の被害に遭った場合に、家財と建物ではどのような補償が受けられるか見ていきましょう。

家財の補償内容

家財とは「建物の中に収容されている家具や衣服など日常生活に使用するもの」のことです。

家財の盗難補償では具体的に以下のようなものが被害に遭った場合に補償されます。

家財の盗難補償の適用例
  • 衣類
  • タンスなどの家具
  • 電化製品
  • 限度額の範囲内の現金
  • 指輪やネックレス等のアクセサリー

建物の補償内容

建物とは「床や壁などの建物本体から門や塀」を指します。泥棒によってこれらが被害に遭った場合に補償が受けられます。

建物の盗難補償の適用例
  • 侵入のために割られた窓ガラス
  • 壊されたドアや鍵
  • 土足で踏み込まれて汚れた床

このように建物の盗難補償は家屋の修繕費用をまかなう重要なものです。建物と家財の両方に盗難補償を付帯させておけば安心ですが、どちらかのみに付帯させている場合は片方だけでも補償を受けることができるので請求漏れがないようにしましょう。

30万円を超える家財は補償されない?

火災保険で家財の盗難補償に入っていたとしても、30万円を超える家財は基本的に補償の対象外となってしまいます。これらの補償されないものを「明記物件」と言います。

具体的に以下のような30万円を超えるモノが明記物件です。

  • 貴金属、宝玉および宝石ならびに書画、骨董、彫刻物その他の美術品
  • 稿本、設計書、図案、証書、帳簿その他これに類するもの

30万円を超える明記物件を補償してもらうには、保険に加入する際に申告し保険証券に明記してもらわなければなりません。

また、保険会社によっては明記物件の補償の上限を100万円までとしていることもあります。なので、100万円を超える家財の補償を受けたい場合は他の保険で賄う必要があるでしょう。

意外な補償対象

火災保険には様々な決まりがあり、補償される物とされない物も細かく分けられています。そこで実際に「火災保険で補償されるなんて知らなかった!」という驚愕のお声を頂いたものをご紹介いたします。

現金

盗まれた現金が火災保険で補償される

意外と知られていないのですが、多くの火災保険では現金も補償対象となっています。銀行貯金が主流の現代社会でも現金をいくらかご自宅に置いている方はいらっしゃいます。万が一に備えての現金貯金、手渡しの給料、支払い予定のお金、へそくりなど様々な理由がありますが泥棒からしてみれば恰好の獲物です。空き巣に入られて現金を盗まれたという被害報告を出された方は大勢いらっしゃいます。

支払われる金額は保険会社によって限度額が定められており、一部の保険会社では20万円と少額に感じるかもしれません。しかしどちらにしろ申請しなければ0円です。少しでも損害を補填出来るなら申請することをおすすめします。なお、請求の際には被害届や盗品のレシートの提出が必要になる場合があります。

自転車や原付

敷地内の自転車盗難は火災保険で補償される

補償対象外とされている車と違い、自転車や原付(125cc以下)は条件次第では保険が適用される可能性があります。その条件とは、契約している自宅敷地内の車庫や駐輪場に保管していた場合になります。また、ベランダに置いていた家財が盗難された場合も補償対象として認められたケースがありますが、ベランダは対象外と定めている保険会社もあるので一概には言えません。

日本では自転車の盗難被害が毎年5万件に達するほど多く、2分に1台が被害に遭っていると言われています。何万円とする高価な品物を室外に置いておけば目に付きやすいので仕方がないかもしれませんが、だからこそ対策が必要です。自転車の中でも高価なロードバイクの盗難に対して保険金が支払われた事例もあります。

多少の過失があっても補償される

盗難被害で多いのがドアや窓の施錠忘れとなっており「自分に過失があるから…」と請求を諦めている方が非常に多いです。勿論自衛は大切ですが盗難補償では重大な過失が認められない限り保険金は支払われることになっています。

しかし盗難は捏造がしやすいため「保険金の不正請求」が多く、被害状況におかしな点があったり数回に渡り申請が行われると不正請求ではないかと疑われる可能性があります。しかしこちらに非が無いのであれば問題ありません。請求は堂々と行いましょう。

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