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火災保険の知識

ホテルや旅館のメンテナンスに火災保険を適応しよう!申請サポートを上手に使う方法

ホテル

一般住宅と違って宿泊施設の補修には大きな費用がかかるものです。特に客室が数十室もある旅館やホテルの場合、規模の小さい修繕でも数百万円もかかるケースは珍しくありません。

宿泊業はサービス業ですが、魅力的な施設がなくては成り立たない装置産業としての一面もあります。「お客様のために施設を綺麗に保ちたいものの、多額のメンテナンス費用の捻出が難しい」と頭を悩ませていませんか?

しかし施設のメンテナンスに火災保険が適用できるケースがあります。

本稿ではホテルや旅館といった宿泊施設のメンテナンスに火災保険を適用する方法について解説します。

この記事でわかること

1. 自然災害以外でも火災保険が使えるケース
2. 火災保険の適用範囲外となるケース
3. メンテナンスに火災保険を使うメリット
4. 申請サポートを利用するメリット

意外と広い!火災保険の適用範囲

火災保険は火災だけでなく、大雪や台風といった自然災害による被害を補償してくれる保険です。

火災保険の適用範囲として風災や水災、雹災、雪災、雷災などが広く知られており、「何らかの自然災害で被害に遭われた際に保険金が支払われて助かった!」という経験がある方もいるでしょう。

しかし、火災保険の適用範囲はそれだけではありません。

実は自然災害に限らず建物外部からの落下物や飛来物、第三者の過失や故意による住宅被害にも適用されるからです。

その具体例の一部として下記が挙げられます。

  • ・ホテルの敷地内でお客様が施設に車をぶつけてしまった
  • ・ホテルの壁にいたずら書きされてしまった
  • ・投石で窓ガラスが割られてしまった
  • ・バックの金具をぶつけてしまい部屋の壁が傷ついてしまった

 

これらは自然災害以外の火災保険適用範囲の一例にすぎません。

不特定多数のお客様が利用する宿泊施設では様々なシチュエーションの「不測かつ突発的な事故」による設備の破損や汚損のリスクがつきものです。ホテルや旅館にとっては自然災害よりも、むしろこういったトラブルの方が多いでしょう。

経営者にとっては特に珍しい事態でもなく、長く経営していれば誰でも経験のある、どれも起こりうるトラブルです。火災保険は万が一の自然災害の時にしか使えないものではありません。毎月掛け金を払っていれば、契約範囲内で適切に活用できる保険です。

自然災害以外の適用範囲について不明確な場合、まずは保険の約款を確認してみましょう。

メンテナンスに火災保険を使うメリット

コロナ禍による前代未聞の不況の中、「倒産しないようにするのが精いっぱい、設備維持も厳しい」といった宿泊施設経営者の数は少なくありません。

このような不景気の中、事業継続のためコストを削減し、出来るだけ手元にキャッシュを確保して景気回復に備えるのが賢明な経営判断です。

しかし、火災保険の保険金で設備の補修費用を賄うことが可能です。法人の場合、火災保険の受け取りは事業収入に計上されるので手元のキャッシュが減りません。振り込まれた保険金でメンテナンスすれば問題はないのです。

また、損傷個所を放置しておくと見栄えが悪くなるだけでなく、被害が拡大する恐れもあります。火災保険の適用範囲内の損傷であれば、早急に保険金を受け取って修繕しましょう。

火災保険でホテルや旅館の壁を修繕している写真

損傷の補修は出来るだけ早めに行う

ホテルや旅館を長年にわたって運営していると設備が経年劣化するだけでなく、様々な事故により傷つくものです。それが施設の風格を増すような好ましい変化なら歓迎できますが、残念ながら単に劣化しているだけといったケースがほとんどでしょう。

特に歴史あるホテルや旅館はメンテナンスしても建物の古さが目につくだけでなく、傷があちこちに出来てしまうケースもあります。

ホテルの表玄関など目立つ場所の傷ならすぐに気づいて修繕出来ますが、屋根や屋上といった高所や目立たない場所に出来た傷は気づきづらく、しかも放置されると悪化します。

雨漏りやひび割れは自然治癒しないので早いうちに手を付けたほうがコストを抑えられます。

そこで一度、建物や設備をきっちり撮影して損傷の有無を確認してみましょう。

損傷を把握しておくメリット

施設を撮影しておくと大きなメリットが見込めます。気づいていないものを含めて今ある損傷個所が特定できるだけでなく、将来の火災保険請求の際に役立ちます。被災日時を証明する損傷個所の災害前(before)と災害後(after)の写真が簡単に用意できるからです。

例えば、台風による暴風雨の後、屋根に傷が見つかったとしましょう。これは、火災保険の適用範囲です。しかし、その傷が台風の後にできたものであることを保険会社に証明できなければ、却下されてしまうケースがあります。場合によっては、台風は関係なく経年劣化によるものと判断されてしまうこともあるでしょう。

火災保険の申請には必ず損傷個所の写真と被災日時が必要です。損傷個所は後からでも撮影可能ですが、日時の特定が困難なケースが多いことから事前の撮影が役立つのです。例えば、台風前の写真では傷がないのに台風の後の写真には傷がついていた、という客観的な事実が保険金請求の根拠となるため、保険請求が認められやすくなります。

火災保険申請に備えてホテルや旅館の外観を撮影するカメラの写真

火災保険の補償範囲外となるケース

火災保険の適用範囲は広いものの、全ての損傷に適用できるとは限りません。以下の4点については補償範囲外となります。

  • ・免責金額以内の損害の場合
  • ・被害を受けてから3年以上経過している場合
  • ・故意によるもの
  • ・損傷が経年劣化による場合

 

この中で故意によるものが保険申請の対象にならないのは当然ですし、被害を受けてから3年以上過ぎてしまったものや免責金額以内の損害に保険金が支払われないのは約款通りなので、補償を巡る争点にはなりづらいと言えます。

つまり火災保険申請時、特に問題となりがちなのは経年劣化による損傷です。真新しい宿泊施設はさほど多くありません。長く経営している老舗の建物は宿の歴史と共にあって、メンテナンスしていても老朽化が進んでいるものです。そのため傷があってもそれが自然災害によって出来たものなのか、不測かつ突発的な事故によるものなのか判別しづらいという問題があります。

そこで古い建物だから傷があっても仕方ない、申請しても老朽化で却下されるだろうし、火災保険は適用できないだろうとあきらめてしまった方も多いのではないでしょうか?

しかし建築年数は損傷とは関わりありません。たとえ施設が古くても火災保険の適用範囲となる原因で損傷が発生したケースはありえるからです。

不備なく手続きするため申請サポートを活用しよう!

そこでおすすめなのが火災保険の申請サポートです。

まずは施設の損傷が火災保険の適用範囲なのか保険会社に連絡する前に、サイビードットコムへご連絡ください。

火災保険の申請には保険申請書だけでなく、被災箇所の写真と修理見積書、被害日時を含む事故状況説明書といった資料が必要です。これらを適切な書式で不備なく揃えないと補償範囲外と判断され、申請が却下されてしまう恐れがあります。

自然災害で損傷したことを証明するためには、損傷個所の写真だけでなく損傷前の状態の写真が必要となるケースが多く、過去に遡って撮影できない以上、事前の準備が無ければ保険申請が難しいのが実情です。

本当に運よくGoogleマップのストリートビューに損傷前のホテルの外観写真が写っていた、というケースでもなければ審査をパスできないでしょう。サイビードットコムならドローンを使った高所の撮影に対応しているので建物全体の確認・撮影が出来ますし、数多くの事例を扱った実績から適切な保険請求サポートが可能です。

もちろん建物の損傷が経年劣化によるものなのか、自然災害によるものなのかといった相談にも対応可能ですし、保険申請できる被災してから3年以内の損傷であればサポート可能です。

個人宅とは違ってホテルや旅館の補修費用は決して安いものではありません。保険金が支払われるか否かによっては数百万円の差が生まれることもありえます。施設のメンテナンスが保険金で賄えれば維持費が節約できますし、一度建物を撮影しておけばこの先何らかの災害があったときの備えにもなります。

事前準備を含めて書類作成の不備がないよう火災保険申請サポートの利用をおすすめします。

まとめ

1. 自然災害以外でも火災保険が使える
2. 火災保険でメンテナンスを行えばキャッシュを温存できる
3. 事前に写真撮影などを行っておけば今後の災害への備えとなる
4. 前準備から保険金申請までサポートしてくれるサイビードットコムがおすすめ!

執筆者

長谷部 耕平 

専業WEBライター。上場企業を含む様々なメディアで執筆しています。ガジェット・ITツール・企業・エンタメなどジャンルを問わず幅広く対応。YouTuberとしても活動中です。

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