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火災保険の知識

スマホの画面割れにも保険が適用される!スマホを補償対象とする保険内容を徹底解説!

スマホの画面を割ってしまっても、修理せずそのままの状態にしていませんか?スマホの修理費は高額なイメージがあり、なかなか修理に出せずにいる人もいるでしょう。実は、高額な修理費を払わずに、スマホの修理費用を保険で補償できる可能性があります

この記事では、スマホの破損が補償される保険について解説していきます。

この記事でわかること

本記事では以下のことがわかります。

1.スマホの破損を補償する保険について

2.スマホの破損で支払われる保険金

 

火災保険ではスマホは補償されない

火災保険では、スマホの破損は補償対象外となります。スマホは破損するリスクが高く、修理費用も高額です。保険会社が全てのスマホの破損に対応していると、保険会社の負担が大きくなってしまいます。そのため、ほとんどの火災保険ではスマホは免責項目に設定されています。

火災保険とは?

火災保険とは、建物で発生した破損・汚損を補償する保険です。ほとんどの火災保険は建物だけでなく、家財も補償の対象としています。対して、火災保険の中でも補償対象に家財が含まれていない保険もあります。契約の際は、補償内容を確認しましょう。

賃貸住宅の場合は、建物の所有者は火災保険・入居者は家財保険に加入します。賃貸住宅でも家の中で家財を破損した場合、補償される可能性があります。保険の適用される範囲を確認して、保険金の請求を見落とさないようにしましょう。

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家財とは?

日常生活において家の中で使うものは、家財に含まれると考えてよいでしょう。例えば家具や家電、衣服、その他の動産などがあげられます。ただし保険会社や保険の契約内容によって対象となる家財は異なります。気になる場合は、保険会社に確認してみましょう。

補償対象の注意点

家の中での偶発的な事故によって起きた損害の場合、家財の損害は補償の対象となります。しかし、家の中で起きた全ての破損が補償されるわけではありません。特に注意すべき点は以下の2つです。

  • ・パソコン
    パソコンの中にあるデータやソフトは対象外です。また、ノートパソコンを補償の対象から外している保険もあります。保険内容をよく確認してみましょう。
  • ・自転車
    自宅の敷地内から自転車が盗まれた場合、補償の対象になります。また、保険会社によっては、自転車の破損や汚損を補償の対象外にしています。

明記物件に注意

明記物件とは、1個または1組の価額が30万円以上の家財を指します。

例えば、貴金属・宝石・骨董品・彫刻物・美術品などが挙げられます。明記物件を持っている場合は、明記物件を所持していることを保険会社に申告しましょう。明記物件を申告しないと、万が一明記物件を壊してしまった場合、補償対象外になってしまいます。

保険会社によって明記物件を申告する方法が異なります。また、30万円以上する家財の中でも、高額なテレビや家具などは明記物件には含まれません。契約の際は申告方法や明記物件について確認しましょう。

あいおいニッセイ同和損保のスマホを補償する保険は?

あいおいニッセイ同和損保の携行品損害特約では、スマホの破損が補償されます。携行品損害特約は、傷害保険の内容に含まれている特約です。

スマホやタブレットなどの携行品を補償の対象とする保険を取り扱っていました。しかし、令和3年7月1日から保険内容が改定。スマホやタブレットなどを含む携行品の破損は、補償の対象から外されてしまいました。保険を契約する際は注意しましょう。

ただし令和3年6月30日以前の契約者ならば、補償対象範囲は改定以前と変わりません。そのため、スマホやタブレットなどの携行品も補償の対象になります。

ここからは、スマホが補償対象となる保険について詳しく解説していきます。見落とさずに保険金を請求できるように、しっかりと契約内容を確認していきましょう。

携行品損害特約とは?

あいおいニッセイ同和損保が提示している携行品損害特約の内容は、以下のように記載されています。

偶発的な事故により、被保険者の居住の用に供される住宅(敷地を含みます)外において携行している身の回り品に損害が発生した場合に、保険金をお支払いする特約です。
引用:タフ・ケガの保険の重要事項のご案内(あいおいニッセイ同和損保)

携行品損害特約は敷地外での事故に対する特約です。外出先で携行品を破損した場合、補償してくれます。ただし、偶発的な事故で起きた破損が対象になります。わざと起こした破損の場合は補償されません。

携行品とは?

主な携行品は、以下のものがあげられます。

  • ・スマホ
  • ・タブレット
  • ・スーツ
  • ・スポーツ用品(スノーボード、サーフボード、ゴルフクラブ)など

 

外出先でスーツを破損した場合、携行品損害特約で補償されます。例えば、スーツを着て、営業先に向かっている道中で有刺鉄線にスーツが引っ掛かり、スーツが破れてしまいました。携行品損害特約ではスーツは修理できないと判断され、全損扱いになります。全損扱いになったスーツは、保険金で補償されます。

令和3年7月1日に改定された内容とは?

令和3年7月1日より、あいおいニッセイ同和損保の保険内容の一部が変更されました。

変更された内容の一部を紹介します。

保険の対象となる携行品 改定前 改定後
定期券 ×
サーフボード、ラジコン模型など ×
スマホ、タブレット、パソコンなど ×
眼鏡、補聴器など ×

上記のように保険の対象となる携行品は変更されましたが、令和3年6月30日以前に契約している場合は、改定前の契約内容が適用されます。

改定前の携行品損害特約では、スマホやタブレットなどの携行品の破損は補償対象となります。

スマホの破損を補償する傷害保険

あいおいニッセイ同和損保の傷害保険のうち、『タフ・ケガの保険』ではスマホの破損を補償対象としています。それぞれの保険内容の違いを詳しくみていきましょう。

(※令和3年6月30日以前に『タフ・ケガの保険』に加入している場合)

タフ・ケガの保険

『タフ・ケガの保険』に含まれる携行品損害特約では、スマホやタブレットなどの携行品を補償の対象にしています。保険内容の特長は以下の通りです。

  • ・事故によるケガから日常生活のリスクまで幅広く対応
  • ・補償の対象者を「本人」から「家族全員」まで選べる
  • ・健康や医療について相談できる「生活安心サービス」

 

「生活安心サービス」では、探している診療科目や夜間でも休日でも診療可能な医療機関の情報を提供してくれます。

『タフ・ケガの保険』で補償される内容をみていきましょう。

  • ・傷害死亡保険金
  • ・傷害後遺症保険金
  • ・傷害入院保険金
  • ・傷害通院保険金
  • ・日常生活賠償保険金
  • ・携行品損害特約
  • ・受託物賠償責任保険金
  • ・弁護士費用等保険金
  • ・法律相談費用保険金

上記補償内容の携行品損害特約において、スマホやタブレットなどの携行品の破損が補償されます。

さらに、その他の補償や特約も追加できます。保険内容の確認や追加をしたい場合は保険会社や代理店、扱者などに相談しましょう。

団体総合生活補償保険(MS&AD型)

団体総合生活補償保険(MS&AD型)では、スマホやタブレットなどの携行品の損害は補償されません。また、団体総合生活補償保険は団体向けの傷害保険です。被保険者数に応じて、団体割引が適用されます。

基本的な保険内容は以下の通りです。保険内容は、以下の内容から全てまたはいずれかの補償を選択していきます。

  • ・ケガの補償
  • ・病気の補償
  • ・がんの補償

上記の補償に加え、下記の補償を選べます。

  • ・所得の補償
  • ・費用の補償
  • ・介護の補償
  • ・ものの補償
  • ・賠償責任の補償

携行品の損害に対しての補償はありますが、団体総合生活補償保険ではスマホやタブレットなどの携行品は補償対象外となります。

主な補償対象外の携行品を把握しておきましょう。

  • ・携帯電話、スマホ、眼鏡、電子マネー
  • ・株券、手形その他の有価証券
  • ・通帳、キャッシュカード、クレジットカード
  • ・自転車、サーフボード、ラジコン模型
  • ・義歯、義肢など

携行品損害特約で補償される保険金はいくら?

あいおいニッセイ同和損保の『タフ・ケガの保険』で、実際に補償される保険金額についてみていきましょう。保険金の支払いは、時価額から免責金額を引いた額です。『タフ・ケガの保険』の携行品損害特約における免責金額は、契約時に3,000円に設定されます。

時価額とは

時価額とは、【破損した商品と同等の商品を新品で購入した場合の額】から、【購入から破損した段階までの経年や使用による消耗分】を差し引いた金額です。

免責金額とは

免責金額とは、損害が発生した際に自己負担する金額を指します。

例えば、保険の契約時に免責金額を3,000円に設定したとしましょう。

外出中に携行品を壊してしまい、損害被害額は1万円でした。破損した携行品は保険の補償対象です。そのため、支払われる保険金額は、(損害被害額1万円)-(免責金額3,000円)=7,000円になります。

免責金額を高く設定すると、毎月の保険料を抑えられる可能性があります。免責金額を設定すると、保険会社の負担が減るからです。保険会社がごく小さな損害から全て対応していると、負担が大きくなってしまいます。そのため、免責金額を設定すると月々の保険料が下がるという仕組みです。

スマホを壊した場合、どのくらい補償されるの?

実際にスマホを破損した場合、どれくらいの金額が保険金として支払われるのでしょうか。iphone10を破損してしまった場合を例に、保険金額を計算してみましょう。

3年前に12万円で購入したiphone10を川に落として、水没させてしまいました。iphone10の水没は、携行品損害特約では全損扱いになります。

保険金は時価額を上限に支払われます。iphone10の償却率を15%とした場合、3年経過した時価額は73,695円です。したがって、iphone10が全損した場合に支払われる保険金額は、時価額の73,695円から免責金額の3,000円を差し引いた70,695円になります。

タブレットの破損は保険が適用されるの?

タブレットを火災保険の補償対象とする保険は限られます。東京海上日動や損保ジャパンではタブレットは補償対象外となるため注意しましょう。

一方、あいおいニッセイ同和損保のタフ・ケガの保険ではタブレットは補償対象となります。タブレットの中でもキャリア型とWi-Fi型で補償の扱いが異なる点には注意が必要です。ここでは、タブレットの破損はどの保険で補償されるかをみていきましょう。

キャリア型

キャリア型は、Wi-FiはもちろんLTEや3Gの通信機能を搭載しているモデルを指します。スマホと同じくデータ通信料が発生します。

キャリア型のタブレットはスマホと同じ扱いです。火災保険では補償対象外、傷害保険の携行品損害特約では補償対象になります。

Wi-Fi型

Wi-Fi型のタブレットは、家の中で契約しているWi-Fiに繋いで使用するモデルです。そのため、Wi-Fi型のタブレットは家財として扱われます。室内で思いがけない事故によって破損した場合、火災保険で補償されます。

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ノートパソコンの破損は保険が適用されるの?

ノートパソコンは破損した場所によって、適用される保険が異なります。

  • ・外出先で壊した場合は、携行品扱いで携行品損害特約として適用
  • ・家の中で壊した場合は、家財扱いで火災保険として適用

 

ノートパソコン本体は補償の対象になりますが、パソコンの中に入っているデータやソフトは補償されません。そのため、パソコンの中に入っているデータやソフトの破損に対しては対策が必要となります。データのバックアップをとったり、ウイルス対策をとったり注意するようにしましょう。

 

一方、東京海上日動や損保ジャパンの火災保険ではノートパソコン本体を補償対象外としています。ノートパソコンだけでなく、各保険会社や保険内容によって補償対象の範囲は大きく異なります。保険を契約する際に、補償対象かどうか判断できないものがある場合は確認するようにしましょう。

 

まとめ

令和6月30日時点で、あいおいニッセイ同和損保の『タフ・ケガの保険』に加入している場合、スマホやタブレットは保険の補償対象になります。スマホやタブレットなどの携行品を破損した場合は、見落とさずに保険金を請求しましょう。ただし、令和3年7月1日以降に『タフ・ケガの保険』に加入する場合は、スマホやタブレットなどは対象外の扱いになります。

補償内容を見落とさないために、契約している保険について今一度確認してみましょう。

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執筆者

藤野里香

子育てをしながら、webライターとして活動しています。幅広いジャンルの記事制作に挑戦中。わかりやすい文章を書けるように日々勉強しています。

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