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火災保険の知識

火災保険は本当に必要か?保険金が受け取れる被害・賃貸の場合などを解説

家と家族

火災保険は本当に必要か、疑問に思っている人も多いでしょう。法律上の制限はないため、不必要だと思いがちです。しかし、火事だけが補償の対象ではありません。あらゆる自然災害や予測できない事故など幅広く対応しています。今回は、補償内容も含めて火災保険の必要性についてみていきましょう。

この記事でわかること

この記事では火災保険は必要か?と考えている人に向けて、以下の内容を解説しています。
1.火災保険が必要な理由
2.火災保険の適用範囲
3.保険料を抑える方法
4.マンションや賃貸住宅は必要か

火災保険が必要となる場面を知っておくことで、いざという時に役立ちます。

火災保険は必要か?

家とライター

「なぜ火災保険は必要なのだろう?」「火事に見舞われるなんて滅多にないから不要では?」と考えている人が多いのも事実です。実際に、筆者の実家でも「加入しなくても良いのではないか」と相談されたことがあります。

しかし、火事だけでなく、自然災害・不慮の事故などに見舞われた際に火災保険が使えます。仮に自宅から火災が発生して全焼した場合、保険に加入していなければ全て自己負担です。

ここで、火災保険の加入状況をみていきましょう。平成29年度版の防災白書(内閣府)よると、持ち家の人の加入割合は82%でした。

火災保険が必要になるシチュエーションは多々あるため、家や家財が被災した際に使えます。ちなみに、住宅ローンを契約している建物や賃貸物件では火災保険の加入が必須となることが多いです

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火災保険未加入で起こりうる危機とは

悩む女性

日常生活にて起こりうる災害やトラブルを以下で解説していきます。いずれも、火災保険を使えば保険金が貰えるシチュエーションです。

なお、以下の事例で補償対象となるためには、場合によっては特約の付帯をしておく必要もあります。事前に契約を確認しておきましょう。

自宅が火事に見舞われた

火災保険は、自宅が火事に見舞われた際に請求できます。しかし、「タバコも吸わないし、オール電化で火事になる要素がない」との考えで不要だと感じている人も多いでしょう。しかし、隣の家から出火して延焼する可能性も考えられます。

隣家が火事の原因であっても、出火した家からは保険金が支払われません。自身で保険加入して備えておきましょう。

雪で家が壊れた

大雪による被害も適用範囲です。たとえば、大雪による雪崩が起きて家が壊れた・降り積もった雪で雨どいが壊れた際に保険金を受け取ることが可能です。

雪は降り積もると重量が増し、雨どいが壊れたり、雪崩によって家が流されたりなどさまざまな被害が考えられます。雪の多い地域に住んでいる人にとっては大切です。

洪水が起きた

大雨が降ったことが原因で洪水が起きた場合に補償されます。もっとも、河川から遠い土地に住んでいる人にとっては、洪水への備えは不要だと考えてしまいがちです。

しかし、近年では都市型の洪水も多く、河川の近くに限らず洪水の危険性は無視できません。大雨によって排水処理機能追いつかず、雨水が下水道や中小河川からあふれ出して道や低地にて冠水する都市型洪水もあります。いつ自分の身に洪水被害が降りかかるかわからないといっても、過言ではないでしょう。

ひょうが降って家の窓ガラスが破損した

ひょうが降って家の窓ガラスが割れるなどの被害も補償されます。ひょうとは、直径5mm以上の氷の粒です。氷の粒が窓ガラスなどにあたって壊れた際は、保険金が支払われます。

台風によって屋根が飛ばされた

台風など、強い風によって屋根に損害が出ても補償されます。屋根が飛ばされる以外にも、強い風によって飛んできたもので窓ガラスが割れる・割れた窓ガラスから雨水が侵入し、家電が壊れた際にも使用可能です。

強い風による影響は台風・竜巻・突風が挙げられます。いずれの自然災害であっても使えるものの、保険によっては、風の強さに基準が設けられているケースがあるため確認しておくと良いでしょう。

落雷で家や家電が壊れた

雷が落ちて、家電が壊れても保険金が支払われます。また、家電だけでなく家の屋根に穴が開く・雷が原因で出火・火事になっても対象となる点は把握しておきましょう。

給排水設備の破損で漏水した

給排水設備の漏水で家の中が水浸しになったら、水濡れとして補償されます。家具や建物の床の染み・壁紙破損などが対象です。給排水設備とは、水道管・給水タンク・給油ボイラー・トイレの水洗用設備・スプリンクラーなどを指します。

配管から水漏れをして他人の家に漏水した

自身の家の中だけでなく、集合住宅の上の階の住人が漏水し、下の階の家に被害を与えた際にも保険適用されます。この場合は水濡れではなく、個人賠償責任保険特約です。個人賠償責任保険では「他人の物を壊してしまった」「ケガをさせてしまった」などが対象です。水漏れ以外にも、自転車の走行中の事故やお店の商品を壊した場合などで使える保険です。

盗難にあって家財を盗まれた

家の中に空き巣が侵入し、盗難にあった際も対象です。盗まれたものが宝飾品・家電・現金・自転車(玄関や車庫など、建物に収容されているとみなされた場合)など、対象は幅広いといえます。盗まれた品物だけでなく、「家屋内に侵入した際に、窓ガラスを割った」などの損害にも対応しています。

車が家に衝突した

車が家や車庫などの建物に衝突して破損した場合も、保険金がもらえます。他人の車だけでなく、本人や家族の車であっても保険金の受け取りが可能なケースもあります。しかし本人や家族の運転による衝突は対象外である保険商品も多いため、確認しましょう。なお、車の損害は自動車保険の範囲です。

子どもが室内でボールを投げてテレビを壊した

子どもが家の中で遊んでいて、ボールをテレビにぶつけて割ってしまうケースにも対応します。また、部屋の模様替えをしていて家具を壊した際でも補償を受けられます。注意点として、わざと壊したわけではなく予測できない事故でない限り、補償はありません。

地震による被害

地震による被害は、地震保険の対象です。地震保険は火災保険とセットでの加入のみのため、地震に備えたい場合は火災保険は必須だといえるでしょう。

火災保険料を抑えるために

マンションと電卓

火災保険に対して、必要だとわかっているものの、費用の負担が大きく加入し続けることが大変だという人もいます。支払い続けることが困難になる前に、契約内容を見直してみましょう。必要な特約に加入し、費用を抑えていくことが大切です。

以下の項目では、保険料を抑えるためのコツをご紹介していきます。

ハザードマップで洪水の危険性を確認する

ハザードマップで、洪水の危険性を知っておきましょう。ハザードマップとは、洪水・土砂災害・高潮・津波の情報のみならず、道路防災情報・土地の特徴・成り立ちといった情報を知ることができます。国土交通省やお住まいの自治体のホームページで閲覧できるため、確認してみましょう。

洪水の危険が少ないならば、水害に対する補償は不要と思いがちです。しかし、ハザードマップで安全だと表示されたからといって、危うさがないと言い切れません。洪水の危険性は流動的なため、状況や環境によって変わることを念頭に入れ、契約は慎重に考えましょう。

マンションや賃貸住宅に火災保険は必要か?

マンション

マンションであっても、火災保険の加入は必要だといえます。ここでは、戸建て、分譲マンション、賃貸マンションそれぞれの火災保険の特徴について解説していきます。

マンションと戸建て

戸建ては、洪水や車の衝突など、地面に近い場所での被害が考えられます。一方、マンションの高い階では洪水や車の衝突は起こりにくいものの、上階からの水濡れ被害が懸念されます。

居住者が管理する場所にも注目しましょう。マンションには専有部分と共用部分があり、自分で保険をかける場所は専有部分のみが対象です。共用部分はマンション管理組合等が保険をかけているため、住んでいる人は特に気にかけなくても良い部分です。共用部分とは、建物の外壁やバルコニーなどが当てはまります。

賃貸特有の保険

賃貸には【借家人賠償責任保険】があります。例えば、ストーブの火を消し忘れて部屋の壁を焦がすなどの損害があっても、保険に加入していることで賠償できるでしょう。借家人賠償責任保険は火災保険に付帯できるため、賃貸契約時に加入が義務付けられていることも多いです。

まとめ

火災保険が必要かについて解説してきた本記事を以下の通りまとめました。
1.火事以外でも火災保険が使える
2.特約としてさまざまな補償をつけられる
3.費用を抑えるために住んでいる土地の特徴を把握する
4.戸建て・マンションでは備えるべきリスクが異なる
5.賃貸も火災保険は必要
上記の内容を見て、自身が住む土地・状況にあった保険と契約しましょう。

執筆者

花梨プロフィール

花梨

FP3級所持。Webライターとして金融・不動産・婚活・美容など手広く執筆しています。また、自身のメディアも運営。わかりやすく、役に立つ記事制作を心がけています。

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