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自然災害

雪で雨どいが壊れても火災保険は使える!適用条件やもらえる保険金は?

雨どいのつらら

雪が多く降ったために、家の雨どいが壊れてしまうこともあります。雪が積もった・落雪したなどの理由で雨どいが壊れた際、火災保険が使えることを知っているでしょうか。

この記事でわかること

この記事では、以下のポイントに焦点を当てて解説しました。
1.大雪で雨どいが壊れた際に保険金が貰える基準
2.受け取れる保険金額
3.雨どいの修理費用の相場
4.補償が認められない事例
5.申請の流れ

雪によって雨どいが壊れた際に保険を正しく受け取れるよう、上記のポイントを抑えておきましょう。この記事を読むことで、正しく保険請求できるようになります。

雪で雨どいが壊れたら火災保険はいくらもらえる?

雨どいのつらら

「雪が降ったせいで雨どいが壊れてしまった」との理由で雨どいに損傷がある際、火災保険が使える事例があります。「雨どいに雪が積もる」「屋根に積もった雪が降雪の際に雨どいに当たって壊れてしまった」などの場合に補償してくれる保険です。

保険で雨どいを直すために、もらえる金額・使える基準・必要な費用についてみていきましょう。基本的な情報を知っておくことで、スムーズな申請ができます。

雨どいが壊れた場合の保険金

保険を使うと、雨どいの修繕に対していくら保険金がもらえるでしょうか。貰える金額は、以下の計算によって導き出されます。

  • 損害額ー免責金額

免責金額は、保険契約時に定めた自己負担額を指します。つまり、あらかじめ決めた金額以上の損害額は、基本的に全額補償です。なお、保険金には契約時に設けられた上限があるため、貰える額は上限金額以下になります。自己負担額や上限金額について、契約を再確認しておきましょう。

損害額に基準があるケースに注意

雪による被害の補償は「雪災補償」と呼ばれ、免責金額を引いた全額が保険金として受け取れます。しかし、損害額に基準がある契約もあるため、注意が必要です。たとえば、雨どいの修理が20万円未満の場合、保険金が出ない契約内容もあります。

火災保険には、損害額が一定の金額以上にならないと保険金が支払われない「フランチャイズ方式」(20万円フランチャイズが一般的)と、修繕費用に関わらず自己負担額を除いた全額が補償される「エクセス方式」があります。現在ではエクセス方式が主流です。

自身が加入している保険契約はどちらか確認しておくと、有事の際に安心できるでしょう。

雨どいの修繕費用の相場

雨どいが壊れた場合の修繕費用の相場はいくらなのか、目安を解説していきます。

雨どいの交換・修理(1mあたり) 3~5千円
雨どいの交換・修理(全域) 15~60万円
雨どいのつなぎ目の補修(1か所あたり) 5千円~2万円

 

雨どいを1か所修理するだけでは20万円以上の損害にならずに、フランチャイズ方式の契約では保険金がもらえない事例もあります。しかし、目視しただけで「壊れているのは1か所だけだからおそらく保険は使えない」と諦める必要はありません。目視できない部分にも損害があるかもしれないため、専門業者に調査・見積を出してもらっても良いでしょう。

足場代も申請できる

雪で雨どいが壊れた場合、修理・交換する場所によっては足場を組む必要があります。足場を組むのは、以下のシチュエーションが考えられます。

  • ・2階以上の高所
  • ・広範囲の修繕
  • ・隣の家が近いなど作業の安全性が確保されない

 

足場を組む際の費用も保険申請できます。「足場を組む金額は保険金が出ないのでは?」と心配する必要はありません。

火災保険が使える雪災の種類

雪の林道

雪で雨どいが壊れる以外にも、雪災として補償される事例はさまざまあります。一方で、雪災としては扱われない雪の被害についても知って、被災した際にスムーズに申請できるようにしておきましょう。

火災保険が適用される雪災

火災保険が使える雪災には、以下のような事例があります。

  • ・雪崩によって自宅が押し流された
  • ・暴風雪で建物の壁が傷つく
  • ・雪の重みでカーポートが破損

 

雪が原因による災害であるため、雪災補償です。

雪災に間違えやすい災害

雪の災害だからといって、絶対に雪災補償されるとは限りません。主に以下のシチュエーションに対しては保険金が出ない、または別の保険や補償である点に注意が必要です。

  • ・除雪作業中のケガや事故
  • ・ひょうが降って雨どいが壊れる
  • ・雪解け水によって洪水となり床上浸水した
  • ・落雪によって車に傷がつく

 

除雪作業中にケガや事故が合った場合、雪災としては認定されないため注意しましょう。また、ひょうによる災害は雪災ではなくひょう災です。雪解け水による洪水は、水災として補償されます。雪によって車に傷がついてしまった場合は、自動車保険の車両保険での補償です。

雪によって損害や事故があっても、補償対象はさまざまです。わからないことは保険会社の契約を確認したり、直接問い合わせたりしても良いでしょう。

雪で雨どいが壊れても火災保険が使えないシチュエーション

雨どいのつらら

雪で雨どいが壊れた際、注意点を把握しておかないと保険が使えないかもしれません。雪で雨どいが壊れた場合に、気を付けておきたいポイントをみていきましょう。

経年劣化は対象外

火災保険は、あくまでも「自然災害での損害」を補償してくれる保険です。そのため、雪の重みではなく経年劣化による破損をした場合は保険の対象外となりえます。

本来雨どいが壊れるような雪の降り方ではなかったなどの理由で、保険が使えないこともあるでしょう。自身の目では雪のせいか経年劣化のせいか判断が付きにくいものです。経年劣化か雪の重みかの判断したい場合は、家屋調査会社や修繕業者に依頼して調査を行うことが大切です。

雪の降らない地域から雪の降る地域へ引っ越した方は要注意

雪の被害を補償してくれる「雪災」は、火災保険に必ず付帯しているわけではありません。雪の降らない暖かい地域に住んでいるなどの理由で「風災・雪災・ひょう災」の補償を外している人も多いでしょう。

しかし、豪雪地帯へ引っ越しをして新たに保険契約する際は、雪災補償を火災保険の契約に含める必要があります。雪による損害が出る前に備えておきましょう。

雪で雨どいが壊れた際の火災保険申請の流れ

保険申請のサポート

雪が原因で雨どいが壊れた際に保険申請する簡単な流れをみていきましょう。

  • 1.保険契約の確認
  • 2.保険会社への申請
  • 3.保険会社から書類の送付
  • 4.修繕業者による調査・見積もり
  • 5.保険会社へ書類送付
  • 6.現地調査
  • 7.保険金の支払い

 

上記を参考にすれば、問題なく申請できます。しかし、書類の記入・業者への依頼・現地調査など、手間や時間がかかってしまうため申請自体を諦めてしまいかねません。雨どいが壊れただけだから、「放置しても良い」と考えてしまうのも無理はないでしょう。しかし、雨どいを壊れたままにしてしまうと、被害の拡大や重大な事故に繋がりかねません。

申請は「雪によって雨どいが壊れた日から3年以内」なら可能です。雨どいの保険請求と修繕は、必ず行うようにしましょう。

申請が大変な時は家屋調査会社を活用

申請が大変な人は、家屋調査会社の利用がおすすめです。家屋調査会社に依頼すれば、書類作成や修繕のための施工店紹介などをサポートしてくれ、手間が大幅に減らせます。

また、雨どいは高い位置にあるため、目で見ただけではどの程度壊れているかがわかりにくいです。そのため、「今のところ問題なさそう」「目で見てわかる範囲では修繕費用は20万円を下回りそう」と判断してしまいます。しかし家屋調査会社ならば、ドローンを活用して隅々まで調査可能です。

家屋調査会社を利用すれば、自身の目で見ただけではわからない部分であっても入念な調査が可能です。保険申請する際の大きな手助けとなるでしょう。

まとめ

本記事で見てきた、雪によって雨どいが壊れた際の要点は以下の通りです。
1.雪によって雨どいが壊れたら雪災の対象
2.20万円以上の損害で保険金が出るフランチャイズ方式がある
3.雨どいの修繕費用に足場を組む代金も含まれる
4.雪の災害であっても雪災補償になるとは限らない
5.経年劣化の場合は補償対象外
6.雪の降らない地域から引っ越した人は要注意
7.申請は破損から3年以内
上記の点を確認し、保険会社へ申請すると良いでしょう。自分では保険の対象かわからない・申請方法が難しいと感じた場合は、家屋調査会社への依頼も検討してみてください。自身では気が付かなかった雨どいの損害を見つけられるかもしれません。

執筆者

花梨プロフィール

花梨

FP3級所持。Webライターとして金融・不動産・婚活・美容など手広く執筆しています。また、自身のメディアも運営。わかりやすく、役に立つ記事制作を心がけています。

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