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火災保険関連コラム

バルコニーの雨漏で火災保険が適用される!条件や保険金額を解説

一軒家のバルコニー

お住まいのバルコニーから雨漏りしてしまった際、火災保険がおります。しかし、バルコニーが雨漏りしたからといって、すべて保険適用されるわけではありません。また、おりる保険金額や条件がわからないことが多いでしょう。本記事では、バルコニーの雨漏りにおける火災保険をわかりやすく解説しました。

この記事でわかること

1.バルコニーで雨漏りした場合の火災保険がおりる条件

2.火災保険申請の流れ

3.マンションのバルコニーの場合

 

バルコニーの雨漏りで困っていて、保険適用されるのか気になる方にわかりやすい記事となっています。参考にして、スムーズに申請をおこなってください。

バルコニーからの雨漏りは火災保険の対象となる

屋根の雨漏り

バルコニーの破損などで雨漏りした際、原因によっては火災保険の対象となります。火災保険は火事だけでなく、台風や雪などで家が破損しても補償が受けられる仕組みです。バルコニーが破損するきっかけとなる自然災害の種類や、想定されるバルコニーの破損部分を以下で詳しく解説しました。

風災

風災とは、台風・暴風・突風・竜巻などの災害です。風災として認定される風速は、最大瞬間風速が20m/秒が目安となっています。20m/秒はあくまでも目安であり、下まわっていても風災として認定されるケースがあるため、保険会社に問い合わせると良いでしょう。

風災でなぜバルコニーが雨漏りしてしまうか、以下の理由が考えられます。詳しくみていきましょう。

取り合い部の破損

取り合い部とは、バルコニーと部屋のつなぎ目部分のことです。取り合い部はアンカーボルトで固定してあるものの、強風の影響でボルトが緩んでしまうケースがあります。ボルトが緩んだところから雨水が侵入してしまうでしょう。

笠木の破損

笠木とは、バルコニーの手すりをカバーしている部分です。笠木はデザイン性を高めるだけでなく、水が浸入するのを予防する目的があります。そのため、笠木が破損してしまうと、隙間から雨水が侵入してしまって危険です。外壁内部を水が伝って室内に入り込み、雨漏りを起こしてしまいます。強風で笠木が破損するのは、以下のようなケースです。

・強風で笠木に隙間ができる

・強い風でものが飛んできて笠木が破損する

強い風がきっかけとなり笠木が歪む・破損するなどして雨漏りをしたら、風災となります。

ひょう災・雪災

ひょうや雪によってバルコニーが破損したら、火災保険がおります。どのようなシチュエーションでバルコニーの雨漏りに繋がるのか、解説します。

ひょうの影響でバルコニーが破損

ひょうが降ったせいで、バルコニーの壁や床などに穴が開く・ヒビが入るなど破損したら、ひょう災認定されます。バルコニーの壁や床などは、壁の中に雨水が侵入しないよう設計されているものです。しかし、ひょうが降って穴が空いたりヒビが入った場合、破損個所から雨水が内部に浸み込んで行く懸念があります。

雪の重みでバルコニーが破損

雪が積もった重みでバルコニーが歪んでしまったり破損したりしたら、雪災として火災保険が下ります。

雪の重みのせいで歪みや破損ができてしまったら、バルコニーのあらゆるところに隙間ができる懸念は見逃せません。できてしまった隙間から雨水が侵入すると、雨漏りの原因になりえます。

給排水事故

バルコニーにゴミなどが飛来した場合であっても、火災保険を使えます。なぜゴミなどが飛来すると火災保険の対象となるか、みていきましょう。

排水溝が詰まり雨水を排水しなくなった

バルコニーの排水溝にゴミが詰まったせいで雨漏りをした場合、給排水事故として火災保険が適用されます。バルコニー床にある排水溝にゴミが飛来して詰まりを起こすと、排水機能が生じず雨によってバルコニーがプールのようになる可能性は否めません。プールのように水が溜まった結果、防水シートの亀裂やドアサッシの隙間から水が漏れて室内に侵入します。

防水シートの亀裂原因が経年劣化だった場合、修理は保険適用外です。しかし水漏れによって室内に損害が出た場合は、給排水事故として火災保険の対象となります。

火災保険の金額や対象外のケースは?

家とベランダ

バルコニーからの雨漏りが起きてしまった場合、保険金額はいくらになるでしょうか。また、火災保険の対象外となるケースも知っておかなくてはなりません。申請の前にチェックしておく点について解説していきます。

受け取れる保険金

自然災害によるバルコニーの雨漏りでは、被害額が20万円以上で保険金がおりる「フランチャイズ方式」と、免責金額が設定された「エクセス方式」があります。

フランチャイズ方式は、20万円以上の損害があった場合に支払われる保険です。つまり、バルコニーの破損を修繕した金額が20万円未満だと支払われません。フランチャイズ方式は過去、保険会社各社が販売推奨していた住宅火災保険や、住宅総合保険などの保険商品で取り扱われてきました。

一方でエクセス方式は、近年多くの保険会社が設定しています。あらかじめ決められた免責金額を差し引かれた保険金が支払われます。ご自身が加入している火災保険の契約がフランチャイズ方式かエクセス方式か、確認してください。

注意したいのは、火災保険の申請には期日がある点です。自然災害で損害が出てから3年以内に申請しないと補償されません。早めに申請しましょう。

経年劣化によるバルコニーの雨漏りは火災保険の対象外

経年劣化によるバルコニーの雨漏りは火災保険対象外です。たとえば、以下の状態は経年劣化とみなされてしまいます。

・取り付け部のパッキンが劣化していた

・排水溝の掃除をしていなかったためうまく排水できなくなった

・床の防水層の劣化

上記の場合、火災保険がおりません。「雨漏りするようになったきっかけがわからない」という人は、業者に依頼して調査してもらうと良いでしょう。

バルコニーの雨漏りによる火災保険申請の流れ

保険での修理チェックリスト

バルコニーの雨漏り修繕のために、火災保険を申請する流れは以下の通りです。

1.損害調査サービスに依頼

2.現地調査

3.書類作成

4.修繕

以下の項目で、詳しく解説していきます。やり方がわからない方は参考にしてください。

契約内容の確認

自身が契約している火災保険の補償に、風災・ひょう災・雪災・給排水事故は含まれるか必ず確認しましょう。

火災保険には保険の対象が「建物」「家財」と分かれています。保険の対象が家財になっていると、バルコニーの修繕をしても火災保険はおりません。自身が契約している火災保険の対象が建物なのか家財なのかを確認してください。

最後に、火災保険による保険金額や免責金額など、契約内容を確認しておきましょう。

損害調査サービスに依頼

契約内容の確認をしたら、損害調査サービスに連絡して雨漏りの状況を伝えてください。詳細をヒヤリングします。

調査

雨漏りの起因を探るため、損害調査サービスが調査します。自分の判断だけでは把握できない雨漏りの状況を知るには、専門家による調査は欠かせません。損害調査サービスでは、以下のような調査をおこないます。

・目視による調査

・散水調査

・赤外線サーモグラフィによる内部調査

・ファイバースコープで壁の内部を調査

・解体調査

目視だけでなく、実際に水をまいたり特殊な機械を用いたりして細かな部分まで調査します。なお調査には費用が掛かるケースもあるため、事前の確認が大切です。

調査の段階で、火災保険申請のための修繕前の写真撮影や被害状況の詳細を調べます。

見積もり

調査が済んだら、修繕のための見積もりを出してもらってください。修繕費用は、納得いくよう詳細まで把握しておかなくてはなりません。詳細まで見積もりを出してもらえれば、別の会社に見積もりを出してもらった際に比較しやすくなるため、おすすめです。

書類の作成

火災保険の申請のため、見積もりと被害状況の写真を保険会社に送ります。必要な書類は以下の4点です。

・被害状況の写真

・見積書

・事故報告書類

・保険金請求書

上記の書類作成や手続きは、主に損害調査サービスがおこないます。なお、4つめの「保険金請求書」は原則として契約者や所有者でなくては記入できません。

調査結果による火災保険の認定可否は、通常1~2週間が目安です。そして申請が認定されれば、数日~2週間後に保険金が払われるスケジュールです。

修繕

火災保険がおりると認定されたのち、修繕に移ります。修繕が完了した後は、バルコニーに散水するなどしてチェックするものの、環境によってまた雨漏りをしてしまうこともあるでしょう。再び雨漏りをしてしまっても、無償修繕の保証をつけている業者もいます。修繕を依頼する場合は、アフターフォローにも注目してみてください。

 

マンションのバルコニーが雨漏りした場合

マンションのバルコニーが雨漏りした場合は、ここまでみてきた一戸建てとは違った状況になります。マンションと一戸建てのバルコニーにおいて、火災保険の対象の違いを解説しました。

マンションのバルコニーでも火災保険がおりる

マンションのバルコニーは、個人ではなく共用スペースです。そのため、個人で入る火災保険の対象外となってしまいます。しかし、火災保険の中には「バルコニー等修繕費用補償特約」という特約が付いている場合があり、その際は対象です。

しかし、本記事で説明した規定の免責は適用されないなど条件が変わります。保険会社に必ず確認してください。

管理組合へ報告する

マンションのバルコニーは、マンション全体で契約している火災保険で修繕してもらえる場合と、してもらえない場合があります。マンションの管理組合によって保険の契約状況は違うため、まずは確認しましょう。マンションごとに規定もさまざまで、火災保険をかけていない際に修繕積立費から修繕費を出してもらえるかどうかも異なります。

実費で修繕するとしても、管理組合の承諾が必要です。修繕を依頼する・火災保険の申請などをする前に、管理組合に被害状況の報告をしておいてください。

 

まとめ

バルコニーの水漏れで火災保険がおりると説明してきました。本記事のポイントは以下の通りです。

1.自然災害が起因の場合は火災保険の対象

2.バルコニーの経年劣化による雨漏りは火災保険対象外

3.バルコニーの雨漏りを引き起こすおもな災害は風災・ひょう災・雪災・給排水事故

4.火災保険を適用させるためには業者に修繕箇所の写真撮影をしてもらう

5.マンションのバルコニーは共用のため一戸建てとは条件が異なる

火災保険でバルコニーを修復できる可能性があります。自然災害が襲ってきたせいで雨漏りしているかもしれないと考えたら、火災保険を申請できるか確認してみましょう。

執筆者

花梨プロフィール

名前:花梨

FP3級所持。Webライターとして金融・不動産・婚活・美容など手広く執筆しています。また、自身のメディアも運営。わかりやすく、役に立つ記事制作を心がけています。

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